2013年1月20日日曜日

手前味噌ワークショップ@愛知(番外編:伊勢へ)

神社が好き。

社会人になってから気付いたことは多いけど
神社と寺を区別して通うようになったのもそのひとつです。

休みを見計らってはしょっちゅう神社を巡ってまして
特に伊勢神宮は、いつからか毎年に行くようになりました。

それがどういうわけか、2012はご縁がなかく
想起さえしなかったのですが
愛知と三重は隣の県だし、ここまで来たら詣りたいお伊勢様。

久しぶりだし、内宮、外宮以外も回りたいな~と思ってたところ
たぶん一番コスパと時間が見合うべロタクシー(※)に遭遇。
神様ありがとう。

おかげさまで、外宮、倭姫宮、月読宮、猿田彦神社、内宮にて
ご挨拶とお礼と宣誓を直接伝えることができたのでした。


今回の伊勢訪問でつながった記憶は、
神宮の遷宮に関わる人のもの。

もともと、神宮は伊勢にあったわけじゃなくて
大和を出発して転々といろんな地を旅した末に
今の伊勢の地に鎮座しました。
なので、関西には「元伊勢」とよばれる地がいくつかある。
そのうちのいくつか訪問したところ、とても気持ちがいい。
冬の陽だまりにいるみたいな気持ちよさで
離れたくない〜って土地もありました。

で、倭姫命という方が最終的に伊勢の地を定めたんだけど、
その人がお仕えしていたのは、その一代前の豊入姫命という斎王。
斎王(いつきのみこ)ってのは、神様と直接交信する一番偉い巫女
(倭姫命かと思ってたら、思いっきり訂正メッセージが入り
ちゃんと調べさせられました。)

その人は儀式の段取りをするプロデューサー的な役割。
下腹に響く和太鼓の音とともに厳かに儀式が始まる。
感無量で涙する…みたいな。

身に覚えのないリアルな記憶。感覚。

ご縁の深い魂の記憶とするか
直線時間を採用して過去世の記憶とするか
どう表現してもいいんですけど。
以前、巫女の過去世があると言われたことがあって
時代とかは聞かなかったんですけど
神社好きなのはそういう訳ね、と納得したことがあったので
まぁ、ここで自覚的につながった感じですね。

神社界隈にいるかどうかの違いだけで
今も同じようなことやってるな~って思いました。
ついついやっちゃうんだろうね。

※ベロタクシーは、自転車を改造した人力タクシー。
こう見えてドイツ製。アジアでは古くからありそうなアイデアだけどね。
お客さんは2人まで乗れます。
お兄さんとのお話楽しかったです。風を感じられるのが心地よいよ。

伊勢のベロタクシー乗りました






手前味噌ワークショップ@愛知(2日目編)

あっという間に、朝は来る。
子ども達がばーんとドアを開け、今日の始まりを教えてくれる。
お天道様並みにありがたし。今日もがんばろー!

2日目は、5組18名。
プログラムは1日目同様。

昨日のワークショップをとても気に入ってくれたKコさん。
2日連続参加してくれました。とても勉強熱心の行動派。
見立てでは、彼女も根っこは魔女ですね。
(私は「魔女になりたい」と言って会社を辞めましたw)

レジュメのプロフィール欄に
興味のあることをいろいろと書いておいたら
両日とも、味噌以上にそちらに関する質問をたくさん頂きまして。

パーマカルチャー、半農半X、地球暦、月と人宇宙、脱パン、
ナプ、ヘンプ、マコモ等々
経験ベースでお話できる範囲で一通りしゃべりました。

ヘンプナッツを味見してもらったり、太陽系時空間地図を広げたり、
何のワークショップだって感じの広がりっぷりでしたが

興味深く聞いてくださった方が多かったようです。
子どもを産み、育てるという経験が、
彼女達のアンテナを高めているのかもしれません。

こんなにしゃべることあったんだ〜っていう
自分自身に対する新鮮な驚きもありました。
私ができるのは、あくまで導入だけですから
真髄はぜひ大御所たちに聞いてほしいです。
しゃべったのは自分の経験や知識だけど
そこに重なるのは、いろんな人の想いやメッセージ。

健二さん、梅ちゃん、ヒロさん、賢悟さん、
たかさん、あこちゃん、カイ君、中山さん、やっさん
伏木さん、宮川先生、奥谷さん、ゆみこさん、征子さん
たくさんの仲間達・・・ありがとうございます。

今考えると、別のシーンで関わった人たちが
本質的には同じことを伝えてくれていた気がします。
ここ数年で、私の世界は本当にすごく大きく動いた。
ひっくり返ったといってもいいくらい。
たくさんの出逢いと学び、みんなのおかげで今があります。

本当に感謝してもしきれない。
だから私はひたすら恩送り。
タネ蒔く人であり続けたいと思う。(^人^)


で、一日を通して、私とのコミュニケーションを
とてもとても楽しんでくれた方が1名いまして
皆が帰った後もその方と23時まで話し続けました。

彼女はその場で覚醒。
自分暦で本当の新年、おめでとう\(^▽^)/

涙に始まり、笑顔になって、最後はサードアイ輝いてます!
みたいになっててすごかったです。
脱皮の瞬間に立ちあえて、私も嬉しい♪

魂に従って、在るがまま、我がままに、生きていこうね。


***
最後になってしまったけど、
企画から運営までたくさんのフォローをしてくれたエリカ。
子ども達を遊ばせたり、おにぎり出したり、おむつ替えたり
その活躍っぷりは、たぶん私以上の仕事量。母は強し。
本当にありがとう。
そして、快く受けいれてくれた豊さん始めご家族の皆さんも
ありがとうございました。

出逢いに感謝

手前味噌ワークショップ@愛知(初日編)

参加したい人の都合、会場キャパ等の関係で
ワークショップは連日2回に分けての開催でした。

今回、仕込みのお手伝いをさせて頂いたのは、主に
エリカも参加する野外保育の活動をしているお母さん達です。

初日は6組15名。

彼女たちのすごいところは、
育児に対するイライラを感じさせないこと。
そして、自分が産んだ子どもじゃなくても同様に接すること。
子どもはそういうもんだっていうことに対して理解があって
胆力がある「母ちゃん」って感じがした。
しかもみんな若い。きらきら~☆
一緒にいて気持ちよかったのは、彼女たちの生み出す
そういう空気感が大きく働いてたんだろうな。


発酵と味噌の話30分、仕込み90分、ランチ会120分
くらいの時間配分。

話は、準備編に書いたような素材の話と、醗酵と味噌にまつわる話。
話したいことはいっぱいあるけど、そこをきゅっとコンパクトに。
その中で一番伝えたかったのは、食養の観点からみた味噌のこと。
それが、私が味噌の仕込み会を開いている理由でもある。
一人でも多くの人に知ってほしいし、伝えていってほしい。
私たちのいのちにかかわる問題だから。
ちょっとの手間と日々の積み重ねで改善できることだから。

手前味噌の仕込みプロセスは単純明快。

①大豆を茹でる→②つぶす→③麹と塩を混ぜる
 →④直射日光の当たらないところで常温保存。

以上

しかも今日の工程は②、③のみ。
お友達とおしゃべりしながらやったら
あっという間に終わっちゃいます。

子どもと一緒につぶしたり混ぜたり



皆が大豆をつぶしている間、私はランチの準備。
今回はベジタリアン対応のお料理を用意しました。

私はベジタリアンじゃありません。
けど最近は、選べるときにはベジの食事を選ぶことも増えてきました。
2011年にパーマカルチャーを勉強した頃から、
世の中にベジタリアンがたくさんいるということを知りました。
そしてベジごはんは、サラダとか蒸し野菜だけじゃないってことも知りました。
以前誰かが「ベジタリアンの食事って流動食みたいなもんでしょ」って言ってたな。
ひどい誤解だけど、先入観ってそんなもんなのかもしれない。
誤解の上に誤解が重なっているみたいな…私もそうだったし。

実際に食べてみると、流動食どころか、おいしい、ヘルシー、大満足。
私の知ってるベジな友だちは、皆、お料理上手です。
彼らがつくる料理は何を食べてもおいしい、というのが私の経験。

ってなわけで、自分の驚きと喜びを伝えたくて、
ワークショップでは、ベジランチを食べてもらうことにしています。
ベジランチにしておけば、誰でも食べられるわけで一番楽だしね。
約10カ月間、へっころ谷の厨房で学んだこともとても大きい。
その経験があるからこそ、料理を出せるようになったと思うもの。

<1日目のメニュー>
・ブロッコリーのフリッター
・ニンジンのアーモンド和え
・ゴボウの炒り煮
・水菜のシーザーサラダ風
・青トマトのピクルス
・八丁味噌とヒジキのディップ
・エリカの畑の丸カブと干しシメジのとろとろスープ
・ごはん
・クッキー(クルミ、ニンジンココア)

<2日目のメニュー>
・大豆のハンバーグ
・ベジチーズフォンデュ
・車麩入りワインシチュー
・クスクスサラダ
・カブのナムル
・大根のユズしょうゆ漬
・さつまいもとリンゴのカナッペ
・米ぬかクッキー

※今回は遠征のため、醗酵料理はありませんでした。
2日目のベジランチ



ここでちょっと費用についても書いておきたい。


受講料は、材料費+ランチ代+交通費+講師料。
内、講師料については
「講師料:ドネーション。実際にその場を体験した後、
皆さんが妥当性を考えて決めてください。
物やサービス等、物々交換でもOKです」
と伝えてもらったんだけど、これが物議を巻き起こしていた。

「ドネーションって何?」
「何を用意すればいいの?」

うん、私もそうだった。
初めてその概念に触れたのは、一昨年の夏のこと。
長野のとあるドミトリーにて番頭さんにマッサージを受けた時
「代金は自分で決めてください。できればお金以外で考えてみて」
と言われ、衝撃を受けた。

「手作りのものをくれた人もいるし、ギターで弾き語りした人もいるし、
本を置いていった人もいる。なんでもいいんだよ」とその人は言った。

今なら何も持ち合わせてなくても、ウーファーみたいに
農作業を手伝うとか、料理するとか、掃除するとか思い浮かぶんだけど
当時はお金中毒どっぶりの時期で、
お金以外で何ができるかなんて…思考停止。
持ち合わせてるのはわずかな旅のアイテムのみ。
私はからっぽな気がした。

一晩時間をもらったんだけど、結局何も思いつかずに
お金と感謝の言葉を残して宿を後にした。
自分の中の空虚さに気付くという大きなお土産付きで。

で、その後時は進んでひとつ前の冬。
パーマカルチャーつながりで出逢ったソーヤ海君。
彼の考える「費用の理念」というのを教えてもらった。

他にも、私がこれまで経験してこなかった生き方を
見せてくれる人やコミュニティーとの出逢いがあって
経験はないけど共感するところがとても多くて
金銭、消費、所有、ピンの自分にできること、
なんかを改めてすごく考えさせられた。

普段は忘れてるけど、とにかく、あの番頭さんの問いかけが
疼いたまま、今も旅の途中って感じ。

などなどを踏まえまして
そういう世界観があるってことを知ってほしくって
ここでは「ドネーション」制を採用したのでした。

講師料をお金でもらえたら、そりゃ交換性は高いし便利だよ。
でもね、それ以上に伝えられる機会をもてること
が嬉しいって思っちゃったんだよね。
それが、私に気づきを与えてくれた人に対する恩送りだし、
地球に対する奉仕だし、って思う。
お金は別の手段でも手に入るから、
お金以外のエネルギーを流す部分をつくろうって。

でもまぁやっぱりメールのやりとりでは限界あるし
よくわからない人は、何も用意しないでそのまま来てください
その代わり、一緒に考える時間をくださいってお願いしました。

そんなわけで、ランチの後に
貨幣=銀行券=交換手段であること
物々交換や地域通貨のこと
自分の中にある豊かさ、今できることって例えばさ・・・
って話を伝えた上で、
今回は「恩送り」の宣誓をしてほしいって伝えた。

「恩送り」ってのは、何かをしてもらった相手じゃなくて
次の誰かが幸せになることをしてあげること。
映画の「ペイフォワード」を見たことある人は、知ってるかもしれない。
日本にもそういう考え方があって、ちゃんと日本語があるんだよね。

味噌仕込み以外にも、もりもりのコンテンツ。
予定時間を大幅にオーバーして、本日を終了。

勢いで夕飯も作って、明日の仕込みをして、
やっぱり朝になってから寝るのでした。
(つづく)

手前味噌ワークショップ@愛知(前夜編)

出発直前の朝まで、レジュメを書いてまして…
なんでこうも学生の頃と相も変わらず、一夜漬け癖がぬけないのか。
あんなに時間はあったじゃないか。
しかも、始めると手を抜けない性分。
めんどくさいよー、自分。

ということで、
鳥の声が聞こえてから仮眠をとり、パッキングして
日が高くなってからようやく出発。

資金の限られた旅人ゆえ、青春18切符で神奈川~愛知を移動します。
たまに聞かれるんですけど、青春18切符に年齢制限はありません。
社会人になっても、しばしば利用しています。

今回、会場となる友人宅の最寄り駅まで6時間弱。

移動中って妙に頭が冴えて、いいアイデアが湧いてきたりしませんか。
私だけかな。
ひらめきは、メモをとらねば忘却の彼方へ。
そんなわけで、移動中は常にペンと紙がないと落ち着かない。
いつもと違うバッグ使ったりして、手元にないことに気付くと
100円ボールペンでもなんでもいいので買います。
必需品なんだよね。

以前、バイクに乗ってたときは、長距離移動の間
メモできなかったのが玉に傷だったな。
まぁ、あの頃は、左脳よさらば、風で思考をふっきりたい、
みたいな感じだったからいらなかったんだろうけどね。
そんな時代もありました。

で、ひらめき、妄想、イメージワークを楽しみながら
すっかり陽も暮れた頃にようやく辿り着きました。

エリカ~~~~!!!
すっかり2児の母!!!!

結婚式以来の再会を喜ぶ間もなく、
母として、妻として働くエリカを前に、くつろぐ私
みたいな構図で3時間ほど小休止。

子どもらが寝静まったところからが、勝負です!

大豆の下処理=茹でる&ランチ会の仕込み。
一般的に豆味噌の場合、大豆は蒸すものですが
今回は豆味噌派と米味噌派を同時進行で進めるので
敢えて分けず全て茹で大豆を用意しました。
蒸す方が成分流出が少ない分、あの濃い色が出やすいのですが
茹で大豆でもメイラード反応はちゃんと起こります。いいでしょう。
熟成後どう仕上がるか、楽しみです。

同時進行で、エリカはお客様を迎えるため家の片づけを。
年児の甘えんぼさん達から解放されても、一息つく間もないのね。
エリカの背中になんとなく自分の母が重なった。
散らかしては片づけ、こぼしては拭き取り、抱っこにおんぶに…
お母さんもこんな風に頑張ってたんだな。

ファミレスやゼミ棟で朝まで語り明かしたっけねなんて
思い出しながら、結局、準備と話でこの日も朝5時までかかり
倒れこむように床に入る。

講座開始まであと5時間!(つづく)

エリカ母子

手前味噌ワークショップ@愛知(準備編)

「初めての味噌づくり」出張    講座、承ります。


と言ったかどうか、もう覚えていませんが
                  
大好きな醗酵の世界をシェアしよう
ワクワクの輪を広げよう

内輪で醗酵フード&ドリンクの仕込み会(&もちろん食べるところまで)を
ちょいちょいと楽しんでました。
2012年末くらいから「私にも教えて~」と声がかかるようになって
少し輪を広げて、自宅でこじんまりと手前味噌講座をやっておりました。

すると、楽しいことに超高感度のアンテナをもつ友人から
熱~いラブコールが入りまして
なんと出張講座@愛知!が決まりました。

この「手前味噌ワークショップ@愛知」は
その前後に私と微生物たちが経験した感動巨編。
いえ、ただの備忘録。

まとまりなく長いです。
読むならお暇なときにどうぞ。


***
講座開催が決まってから実施まで約3週間。

話の展開は早いのが好き♪
やらないで後悔するより、やって後悔しないタイプです♪
実行あるのみ、実践ジャー。さぁ、いざ愛知へ。


おっと、その前にすることあるだろう!

材料調達!

味噌の原料は、麹、大豆、塩。
とてもシンプルです。

その分、材料や配合が味にダイレクトに反影します。
究極、作り手の愛が入っていれば、なんでも美味しいと思うんだけどね。
自分の手で混ぜ、自分の家で育てた常在細菌入りは、
どんな高級スーパーで買う食材よりも自分のカラダにベストマッチ。
だって、自分の分身だもの。
滅菌、抗菌なんてナンセンス。
だって私たちは自分の細胞の数(60兆個と言われてる)より多い
100兆個の微生物とともに生きてるんだもの。
私たちのカラダは微生物パラダイス。私は私であって私でない。
地球の上に私たちが生きているように、
私たちのカラダ中にもた〜くさんの微生物たちが生きている。


愛知といえば味噌煮込みうどんに味噌おでん…
あの濃ゆ~い茶色の味噌=豆味噌文化圏です。

今回は、愛知での開催ということで
半分以上の人が豆味噌(赤味噌)を希望。
関東で一般的に流通しているのは、主に米味噌、米麦ミックス合わせ味噌。

味噌は今もって地域性が根強いものです。
スーパーに並ぶ味噌のラインナップは地方によって違います。
愛知のコンビニおでんには赤味噌がサービスでつくそうです。
知らんかった~。

ちなみに、味噌の分類方法はいろいろあります。
味、色、麹の量、塩分量、地域、蔵etc
例えば〈米味噌、麦味噌、豆味噌〉といえば、麹の種類の違い。
米麹を使えば米味噌、麦麹を使えば麦味噌、豆麹を使えば豆味噌です。

味噌の分類はこちら=> 全国みそマップ
 

よく利用する麹屋さんでは豆味噌用の麹って見かけたことない。
ましてや、自分で仕込んだことなんてない・・・(-_-;)

でも、せっかく希望してくれたからには応えたい。
やらなきゃ女が廃るでしょー。
調べりゃなんとかなりまする。
臨機応変な対応も得意とするところです。

配合比率を決めたところで、早速、材料の発注をば。

まずは、豆味噌を扱っている麹屋さんを探そう。
関東ではあまり見かけない豆麹も、東海地方の麹屋さんでは当たり前。
愛知県、静岡県、岐阜県あたりにはあるのね。

ところが・・・
世間は味噌仕込みの最盛期。
一般的に「寒仕込み」といいまして、味噌は寒い時期に仕込みます。
ちょうど12月に新物の大豆が出回ることもあり、麹屋さんは
出荷のピークを迎えていました。
しかも年末年始の長期休業間近とあって、
急な大量出荷はできません、と断られること数件。
開催の危機か!?と思いましたが、ようやく対応してくれる麹屋さんを
静岡県に発見しまして、麹の注文はなんとか間に合いました。


続いて、大豆。
在来種/固定種を選びたい。
在来種を説明するためには、まず「F1」という種のことを
説明しなければいけません。

種メーカーは、大量消費を前提にした種を農薬、化学肥料と合わせて売っています。
それは、味よりも、長期に渡ってたくさん収穫でき、輸送に適すること
(例えば、JA規格の箱に合うようにまっすぐなことだったり、
長時間の輸送に耐えられるように皮が硬いことだったりします)等が優先されます。
一方で、それらの植物は、種を自家採種しても、翌年は同じ割合で
同じ実をつけることができない品種でもあります。

種メーカーは、農家さんが毎年種を買ってくれないと儲からないから、
自家採種に適した種を積極的にはつくらないのです。
そのような特徴をもつ種を生物学用語で「F1」といいます。

先に挙げた「在来種」や「固定種」は、何世代も自家採種によって
受け継がれてきたことで、その土地に合った品種です。
味はよいのですが、流通に適さなかったり、収穫期が短かったり
(必然的に収穫量が少ない)等の理由で、
市場で売れないため、徐々に作られなくなってしまいました。
今では、一部の農家さんが自家消費用に作り続けるのみとなっています。
地方によっては絶滅してしまったものもありますが、
郷土料理には欠かせないものとして受け継がれているものもあります。
京野菜(聖護院かぶ、賀茂なす、万願寺とうがらし、壬生菜等)や
山形のだだ茶豆等の名前を、聞いたことのある方もいると思います。
ブランド化することで生存確保している例です。
本来は、各地方にこういった品種があるものなのです。

詳しくは「タネが危ない」をご参照あれ。


在来種の話が長くなりましたが…もとい、
自宅で味噌の仕込み会をやるときは、
神奈川県内の在来種「津久井在来」という豆を使っています。
なぜなら、在来種を作っている農家さんを応援したいから。
そして、知らないうちにF1ばかりを食べている私たちに
在来種ってのがあるんだよ、おいしいよ、ということを伝えたいから。

そんな熱意で、愛知の在来種を調べました。
愛知在住の友人に尋ねたり、農家さんに問い合せたり…
すると、東海地方の在来種に「矢作大豆」という種がありました!

愛知と言えば、八丁味噌!
豆味噌の中でも特に熟成期間が長い味噌です。
徳川時代、八丁味噌は矢作大豆で作られていたそうです。
が、しかーし、現在は味噌蔵の契約農家さんおよび一部自家消費用に
作られている程度で、市場には出回っていませんでした。
友人にも協力してもらったのですが、結局、入手できず・・
今回は私にとってはお馴染みの津久井在来を神奈川から送ることにしました。
津久井在来なら味は間違いないですからね。
茹でたてをそのまま食べてもおいしいです。
ふっくらやわらか、甘味があって
子供たちが味見すると争奪戦になりますw


そして、最後に塩です。
 
塩はいのちの起源である海に由来するものです。
私たちの祖先は、海から陸へ生活空間を広げたとき
体内に海を閉じ込めて陸上に上がってきました。
太古の海の成分が私たちのカラダに含まれています。

塩はできる工程によって味わいがずいぶん異なります。
商品パッケージの裏に製造方法が書かれてるので
ぜひ味比べして自分の舌に聞いてほしい。

岩塩/湖塩というのは、
地形の隆起によって太古の海が陸上に押し上げられ
長い年月をかけて結晶したと言われています。
それを採掘したものです。
化石化する過程で大切な微量元素の大部分が失われています。

化学塩(精製塩)というのは、
イオン交換膜で不純物を除き、真空蒸発缶で結晶化したものです。
99.5%以上がNaCl(塩化ナトリウム)です。

余談ですが、私が料理するときは塩気をしっかりきかせます。
味付けのことを塩梅っていうくらいだから、塩気がおいしさの決め手。
近年、高血圧の原因といわれ、減塩の風潮もあるけれど
高血圧の原因はミネラルバランスの崩れた「塩」だと思うから。

更に気になる人はこちら=>塩のうんちく 


と、いうことで、ようやく材料が揃ったのでした。(つづく)

左は米麹、右は豆麹

2012年1月13日金曜日

明けました

おかげ様で、心身魂すべて健やかに
新しい年のスタートをきっています。
今年もよろしくお願い致します。<(_ _)>


ようやくちゃんと初詣してきました。

都内の伊勢系の神様と出雲系の神様に
それぞれご挨拶してきました。





*************
    年末年始
 リゾートバイト@苗場
*************

雪国での初の年越し。

鮮烈な印象を残す経験だったので
ちょっとだけ書き留めておこう。


稀に見るといわれた大雪もさることながら
これまで人生で出逢ったことのない人々との生活が
何より楽しかった。



一昨年、一大決心して、かろうじて
スキーが滑れるようになった私とは対象的に

人生の舞台が雪山にある
オリンピックの日本代表選手
国体経験のあるスキーのコーチ
ガチな山ごもりのボーダーさん達 from津々浦々

他にも
衣食住なんでも作れる運動神経抜群の店長
ふらりと遊びに来た某スポンサー企業の若社長
そういう人々をビシッとまとめる笑顔が素敵な姉さん
etc

と寝食をともにする日々。

なんか・・
想定してたのと全然違った。いい意味で。



レストハウスの2F、合宿所みたいなところに
ステイしてたこともあって、
学生寮の生活って感じだった。

「ただいまー」って戻るといつも何かが起こってた。

フライヤーの撮影だの
スノーパーク作ってるだの
夜営業のセッティングだの
雪かきだの・・・

わいわい、がやがや。



年齢は上の人も下の人もいたけど

人当たりはいいし、変な壁はつくらないし、
でも、ちゃんと自分の意見はもってて、筋が通ってるし、
気持ちのいい素敵な人たちだったんだ。


昨年、パーマカルチャー塾や
建築ワークショップで出逢った人たち同様
「そういう生き方もあるんだ!」って
よい刺激をもらえた。



どこにいても、人との出逢いには本当に恵まれてる。

一緒に過ごす機会を頂けたことに感謝☆

また愛すべき人々が増えたことに感謝☆



人生は想像以上のことが起こるから楽しいね。

今年も年始から幸先よいです!

2011年8月29日月曜日

感謝する日

産んでくれてありがとう。

育ててくれてありがとう。

家族でいてくれてありがとう。

30を越えて・・・
ようやくちゃんと伝えられるようになりました。


誕生日は、
祝ってもらうための日じゃなくて
生を受けたことに感謝をするための日なのだと
今は思う。